働き方改革に、自分や会社の価値を上げる方法

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仕事と自分自身の間に適度な距離を置く

「働き方改革」が政府の方針に挙げられるようになってすでに数年が経過していますが、現在のところ劇的な変化というのはそれほど起こってないというのが現状です。

これまで行われてきた政府主導の「働き方改革」として、残業時間を減少させるための賃金体系や雇用体系の変更の変更が挙げられます。

サービス残業を厳しく取り締まったり、プレミアムフライデーとして早めに帰れる日を設定したりといったことが行われていますが、それでもなかなか長時間労働というのはなくなっていないのが現状のようです。

日本社会において本当の意味で「働き方改革」をするのであれば、それは労働時間を短縮するという意識を避けることはできません。

長時間労働の弊害は色々と言われていますが、何よりも長期的に行うことにより健康に重大な悪影響を及ぼすとともに、ストレスから人生の質を大幅に落としてしまうことになるのが一番の問題です。

そもそも論としてなぜ長時間残業が蔓延してしまうかというと、その深夜時間帯を「ある」時間として換算して行動をしてしまうからです。

例えば定時を6時と決め手しまうと、6時以降の時間は仕事として「ない」と思って行動しますが、8時まで残る残業を毎日のようにやっていると、プラス2時間分を「ある」ものとして仕事の段取りをつけてしまいます。

人というのは不思議なもので、そこに「ある」と思うとそれを全て使って行動をしてしまうものです。
「余ったお金を貯蓄しよう」と思っていると絶対にお金が余らないのと同じで、最初からそれを「ある」と思って行動していると、8時よりも前に仕事を終わらすことができなくなってしまうのです。

まずは働き方改革を自分の中で実行するために、最初から残業をすることを前提とした仕事はしないようにするということが大切になります。

自分というキャラをしっかりと立てること

真面目な性格をしている人ほどよくあるのが「頼まれると断れない」ということです。
これは一見いいことのように思えますが、実際にはそれを続けていると周囲からはどんどん都合のよい存在になってしまい、感謝や尊敬はどんどん少なくなっていってしまいます。

よく「こんなに頑張っているのだから、きっと周囲は認めてくれるはず」と思ってひたむきに行動する人がいますが、残念ながら現代においては黙ってひたむきに行う努力というのは周囲のずる賢い人に食い物にされて終わりになります。

仕事で自分の価値を高めるには、しっかりと「断るべきことは断る」という姿勢を持つことが大切になります。

残業時間もそうですが無理な指示や責任の丸投げはそのまま引き受けるのではなく、自分で条件をつけて受けるべきことと受けないことをはっきり意思表示するということが重要です。

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