育休から復帰した後に大切な事
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育児休業をめぐる人間関係のあれこれ
男性の育児休業取得率が問題視されている現代ですが、女性にとっても産休・育休はキャリアにおいて重要な意味を持つ問題です。
実際に産休・育休を取る前までは協力的な態度をしてくれていた同僚たちも、実際に一人足りない状態でしばらく業務をしてきているので、全く以前と同じ気持ちで復帰をするのは難しいということもよくあります。
自分自身としては休業前と同じように頑張る気持ちを持っていたとしても、数ヶ月~数年というブランクがあると最初のうちはなかなかペースを取り戻すのは難しいものです。
人間関係で微妙にギクシャクしているところに、ハードな仕事のペースについていくことができないということが重なると、仕事そのものを続けていくことが難しいという状況も起こってしまいます。
育休から復職をするときにはまず自分自身の気持ちをしっかり仕事モードに切り替えるとともに、周囲の人に感謝を伝える気持ちを持って謙虚にのぞむということが大切になってきます。
反対に「これまでも分を取り戻そう」と気合を入れすぎてしまうのも結果的に自分に大きなストレスを与えてしまうのでおすすめできません。
育休から復帰をしたとはいえ、子供が小さいうちは4時くらいまでの時短業務をしなければいけなくなるので、そうした条件はきちんと譲るべきでないところをしっかりと主張し、あくまでも自分主体で仕事をしていくということが大切になってきます。
感情ではなく仕事として話し合いを持つ
育休問題を含め、仕事をしている女性の妊娠・出産についてはなあなあではなくしっかりと職場内で話し合いをしていくことが必要になってきます。
マタハラといった言葉も世間的に広く知られているところですが、その根幹にあるのは「忙しいときに個人的な事情で勝手に仕事を抜けて」といった恨み節です。
好景気であった時期には、人員が十分に確保されていたので産休・育休で人が抜けても十分にカバーをすることもできたのですが、現在では人員ギリギリで業務を回している現場も多く、そこで個人的な妊娠・出産を理由に給料を確保して仕事を抜けることを不公平と感じてしまうのでしょう。
そこで周囲に申し訳ないと辞めてしまうのは簡単ですが、それでは子供や家庭のための将来を一方的に不安にさせてしまうことになってしまいます。
育休から復帰をするときには、復帰後自分にはどういった仕事ができるかということをしっかりと自分から提示し、その上でどのような業務体制をとっていくか上司や同僚をふくめ話し合いをすることが大切になってきます。
感情的に「子供を守ってください」といった道徳を傘にきた言い方は反感を受けてしまうこともあるので、できるだけドライに現実的な話し合いをしていくようにしましょう。