人材派遣の働き方って?そのメリットやデメリットは?
- ホーム >
- Change jobs >
- 人材派遣の働き方って?そのメリットやデメリットは?
人材派遣として働くということを考え直す
以前より何かと雇用の現場において良くない評判を受けることが多い「人材派遣」ですが、本来的にはそれはそれまでにない新しい働き方として導入された非常に便利なものです。
そもそもなぜ人材派遣が批判されるかというと、正社員のように法律的に手厚い保護制度がないため企業側の都合によって簡単に首切りをされてしまうからです。
また正社員のような福利厚生を受けることができなかったり、賞与や昇進の条件が限定されて不利益をこうむることが多いことも関係しています。
しかしそれなら正社員であれば働き方として恵まれているのかというと決してそういうわけではなく、正社員であるからこそのデメリットも存在しています。
人材派遣として働くときのメリットをいくつか挙げていくと、まず自由に職業を選ぶことができるということがあります。
正社員の場合、雇用をされたあとの配属先や業務内容は会社の都合によって指示されることが多く、基本的に辞令を受けた時にそれを拒否することはできません。
ですが人材派遣の場合には最初からどういった仕事を担当するかを限定して雇用されることから、当初予定していたこと以外の業務を命令されてもそれに従う必要がないのです。
また成果主義と言いつつ人間関係が優先される古い企業の体質に反して、純粋に自分のスキルを磨いてそれで能力評価を受けることができますので会社に依存しない働き方をしたいという人にとっては便利な制度となっています。
会社依存ではなく自分として仕事をしていきたいと考える人にとっては、正社員よりもむしろ働きやすいと感じる環境を得ることができます。
正社員側の意識改革の方が大切
しかし本来的には従来にない便利な働き方として登場した人材派遣ですが、実際の運用においては理想どおりになっていない部分も多く見られます。
まず雇用の不安定さですが、法律的には長く一つの場所で勤務をしている派遣社員は契約により正社員になることが認められています。
ところが正社員にして人件費を増やしたくない会社が、仕事を覚えた派遣社員を雇い止めし、時給の安い新しい派遣社員を希望するということがよくあります。
現場においては優秀な派遣社員は非常に有用なのですが、企業の人事担当者が目先の人件費削減のためにあっさり雇い止めをしてしまうということは実際にはよくあります。
そのため「スキルを磨けば評価をしてもらえるはず」と考えている派遣社員は大きな失望を感じることもあるようです。
色々な考えの企業があるのが実際の仕事ですので、人材派遣で働く場合は人事評価に過度な期待をせず自分自身の能力をどういった方向で活かしていくかをしっかり考えて行動していくべできでしょう。
派遣でも安定している業界はある
それでも派遣として働きたい、と思う人も少なからずはいるとは思います。
女性の場合は、結婚して子供ができたときなど、ライフワークバランスとの兼ね合いも検討しなければなりません。
例えば、薬剤師などは知識を活かして製薬会社で製品の分析や品質管理などの仕事もあります。
最近ではブランクがあっても復帰しやすいという面で求人も増えています。
製薬業界での製品分析、開発の求人|テンプR&D
それぞれの生活スタイルに合わせて働き方も考えていきましょう。